
2月号の『昭和40年男』は80年代のシティポップ特集。
表紙からして 急遽大瀧詠一追悼的特集を組んだのかと思いましたが
本誌の書きっぷりも 寄稿、インタビュー記事にもそのことに触れる言葉はなく
この特集は偶然だった模様。
特集の内容は 『A LONG VACATION』と『FOR YOU』をフラッグシップとして
シティポップとはなんぞやと分析解析している。
インタビューは ロンバケのジャケットの永井博から
鈴木茂、林哲司、角松敏生、杉真理…
かなりのページをさいて これでもかこれでもかの本気特集!
『FOR YOU』のジャケットは最初、山下達郎が友人だった永井博に頼んでいたことなどなど
興味深い裏話も満載だ。
ちょっと意外だったのは ロンバケはオリコンの1位を獲っていないこと。
それは、同時期に強力なアルバム 寺尾聰の『リフレクションズ』がずっと1位だったからだ。
ロンバケもリフレクションズも作詞は松本隆。
松本隆はどんだけ儲かったんだろう?
松本隆で言えば 『木綿のハンカチーフ』も『ビューティフルサンデー』のおかげで1位になれなかったんだよね。
『BORN IN THE USA』も『パープルレイン』の壁があったっけ。