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夢のなかで彼女は笑っている。あのいつもの、ちょっと困ったような笑顔で。

「朔ちゃん」と、ぼくのことを呼ぶ。その声も、はっきり耳に残っている。

夢が現実で、この現実が夢ならいいと思う。でも、そんなことはありえない。

だから目が醒めたとき、ぼくはいつも泣いている。悲しいからではない。

楽しい夢から悲しい現実に戻ってくるときに、跨ぎ越さなくてはならない亀裂があり、

そこを越えることができない。何度やってもだめなのだ。







しつこいようですけど ドラマ版の『世界の中心で、愛をさけぶ』が今年で10年目を迎える。

久しぶりに原作を読み返してみた。




ドラマ版から映画版を観て 原作を読んだのはそのあとだった。

ドラマ版の世界が身体に染み込んでしまっていたので

原作はとても起伏の少ない淡々としたストーリーに感じた。

俺はもちろんドラマ版が一番面白いと思っているが

長男は原作が一番好きだと言い

次男は映画版を支持していた。

結果的に最初に観た、読んだ世界が自分のなかで一番になってるんだよね。



当然ながら原作のエピソード、ストーリーが ときに姿かたちを変えドラマ、映画に反映している。

その意味でも、ドラマファン、映画ファンを名乗るなら 

一度くらいは原作を読んだ方がいいんじゃないのってことです。



テレビ版、映画版を観てから原作を読んだとき 一番違うじゃんて思うのは朔太郎でしょう。

テレビ版、映画版の朔太郎は ちょっと劣等生っぽいけど

原作では 亜紀といっしょに中学時代から学級委員をつとめる秀才タイプ。

読んでいてイライラするくらい理屈っぽいこまっちゃくれた野郎なんである。

亜紀がこの野郎のどこに惚れたのかが読んでてよくわからない。

だから、テレビも映画も原作と違う朔太郎を構築したんだろう。

原作の朔太郎は周りの男子からいじめのような待遇をされるのは

亜紀と仲良くしているから嫉妬してんだろうなんて思っているが違う。

お前の性格をみんな嫌ってんだよと本の中の朔太郎に言ってやりたかった(笑)


でもそれは、なんか悟りきったような 人生を俯瞰したようなことばかりを言ってた朔太郎が

空港で亜紀の様態が急変したときに初めて自分が何もできない幼い人間だと気づき

まわりに、大人に、運命に『助けてください』と救済を乞う布石だったんではないのかなあと今回思った。



好きな人を失うことは、なぜ辛いのか。


それは好きだから。

好きじゃない人がどうなろうとどうでもいい

好きな人だから辛いんだ

辛いのは好きと言う感情があった証拠なんだよ。




『あの夏の日を覚えてる?』風が吹いて、消えかけた炭が明らむように言った。『小さな舟で海を漂って…』

『覚えてるよ』

 アキは口のなかで何か言いかけたけれど、僕にはもう聞き取れなかった。行ってしまうのだ、と思った。

切り立ったガラスのような思い出だけを残して、彼女は行ってしまうのだ。

 頭のなかいっぱいに、真っ青な海が広がった。あそこにはすべてがあった。何も欠けてなかった。すべてを持っていた。

ところがいま、その思い出に触れようとすると、ぼくの手は血だらけになってしまう。あのまま永遠に漂っていたかった。

そしてアキと二人で、海のきらめきになってしまいたかった。







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