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文學界2月号をようやく手に入れ

又吉直樹の『火花』を読んでみました。



タイトルの『火花』は熱海の花火大会の花火ではなく

漫才コンビ・スパークスからなんだと気づいたが

ラストシーンまで読み進めると、やっぱり花火の儚さと漫才に対する激しい想いと両方かなとも。


『火花』は スパークスの徳永と先輩漫才師あほんだらの神谷との数年間の師弟関係を描いた物語だ。


徳永が惚れこんだ神谷には真の漫才師に対する縛りがあった。


『漫才師である以上、面白いことをすることが絶対的な使命でであることは当然であって、あらゆる行動はすべて漫才のためにあるねん。だから、お前は漫才の全ては既に漫才の一部やねん。漫才は面白いことを想像できる人のものでなく、偽りのない純正の人間の姿を晒すもんやねん。つまりは賢い、には出来品くて、本物の阿呆と自分は真っ当であると信じている阿呆によって実現できるもんやねん』

『つまりな、欲望に対してまっすぐに全力で生きなあかんねん。漫才師とはこうあるべきやと語る者は永遠に漫才師にはならへん。憧れてるだけやな。本当の漫才師というのは、極端な話、野菜を売ってても漫才師やねん』



ただの天然の説明のような気もするが(笑)


神谷が振りかざした刀の重さは神谷自身を追い込んでしまう。

それが正論だとしても。




教えたがりと聞きたがり。意味ありげな禅問答でバランスを取っていた師弟関係が

売れる売れないの現実に直面して微妙に崩れていく。



徳永は自分なのか。神谷にモデルはいるのか。


文章は、とにかく書き出しから臨場感が半端ない

心理描写も見事で不気味できっちり笑わせてもくれる。


『地獄、地獄、地獄』

に対するアンサーのような

『死ね!死ね!死ね!』


スパークスのラスト漫才が超圧巻だ!


出会った花火大会の場所へ 出会った時と全く変わった立場で帰って行くふたりがせつなすぎてひりひりする。

神谷の追い詰められ方は 完全に死亡フラグが上がっていた。

だけど 神谷は思いもよらぬ行動で『野菜』を売る。


それは漫才で言う

『あんたとはやってられへんわ!』

的終わり方だ。



素晴らし過ぎる!



この続きも読みたいが


漫才以外の題材を小説にしたときこそ

作家・又吉直樹の誕生だと思いたい。



2015/02/09 14:49 書籍 TB(0) CM(0)
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